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デジカメの" 逆襲"

月刊コンピュータテレフォニー11月号への執筆より

マーケティング最前線:連載第118回 2012年10月20日

デジカメの" 逆襲"

デジタルカメラ、略して「デジカメ」は、一般的なコンデジ(コンパクト・デジタルカメラ)やデジタル一眼カメラなど製品バリエーションに富み、すでに複数台所有している人も少なくないであろう。

加えて、ケータイやスマホには必ず付いているカメラ機能を含めると、今や誰にとっても身近な存在である。ただ一方では、デジカメの普及に伴い販売価格の急激な下落が目立つ。ただでさえ飽和状態のデジカメ市場では、新製品が発売されると1年以内に実勢価格が半値程度になってしまう状況だ。

消費者にとっては新製品へ早めに飛びついて購入後、早期のプライスダウンに失望することもしばしばだろう。そのため、価格比較サイトで価格を逐次チェックしては、その値下がり状況を見ながらタイミングを見計らって購入するケースも多いのではないかと思われる。

しかし、ここにきてデジカメメーカー各社の"逆襲"が始まったようだ。スマホとのバッティングや急激な値下がり、短期間の製品サイクルからの脱却である。高級デジカメでは値下がりカーブが穏やかで販売期間も長くなることから、メーカー各社はコンデジ、デジタル一眼(ミラーレスカメラも含む)共に高級化路線に舵を切り、より高性能・高機能の製品を市場にどんどん登場させている。

この高級新製品ラッシュは、あまりデジカメの知識がない人はもちろん、逆にカメラ好きの人でも、どの製品も魅力的に見えて選択する判断がますます難しくなるくらいすごい。今までデジカメ一眼の高級機においては、カメラや撮影自体の知識や技術がないと、さすがに上手く写真は撮れなかった。だが、最近のデジカメの特徴は絞りやシャッタースピード、露出などをシーン別に好みに応じてカンタン設定できるなど、早い話が「誰でもプロらしい」高度な撮影を可能にしてくれる。

事実、にわかカメラマンの筆者もその恩恵を十二分に受けている一人である。

そして、旅行や出かける際には大きくて重いデジタル一眼より、小さく軽くなってきたミラーレスカメラを気軽に持ち歩くようになってきた。それでも、さらにコンパクトでポータブルなカメラが欲しいと、人間の欲求はいつの時代も際限がないようだ。

さらに、小さなコンデジでもミラーレスカメラと同等に、あるいはそれ以上の上質な写真が撮影可能となり、これが最近の「高級コンデジ」の魅力だ。事実、実際に体験してみるとそのデジカメ技術の高さに驚愕する。

先日、65歳以上の人口が3000万人を突破したというニュースが報じられた。総人口に占める65歳以上の割合も24%を超え、いよいよ「団塊の世代」の先頭の層が高齢者となったらしい。

しかしながら、65歳という年齢は、昔とは異なり非常に健康でアクティブな人が多くなっていることも確かである。そのため、消費者層としてこの年代にフォーカスすると、裕福な人々も多い貴重なターゲットとなっている。

また、団塊の世代は孫への買い物や、カメラなどの趣味・娯楽にお金と労力をつぎ込んでいるようだ。そこで、デジカメにしても高級だが簡単操作で実に上手く撮れる製品をこのアクティブな年代にどんどん購入してもらい、景気回復の一翼を担うようになれば良いと思っている次第である。

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[デジカメの" 逆襲"] 2012年12月 5日

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