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うまいラーメンって?

ct201202a.PNG月刊コンピュータテレフォニー3月号への執筆より

マーケティング最前線:連載第110回 2012年2月20日

うまいラーメンって?


よく「あそこのラーメン屋はうまい」と言われて、実際試しに食べに行ってみると、そうでもないことがある。これはラーメンに限らず誰でも経験することだが、なぜ最初にラーメンと書いたかと言うと、今までラーメン屋さんでの「そうでもない経験」があまりにも多かったせいである。

また、友人・知人の普段の口コミにおいても、こと味覚に関しての口コミほど当てにならないと思う人も多いはずだ。そんなわけで、ネットにおいても口コミで書かれた記事やコメントを見て、どれくらい当たっているのか、あるいは自分の舌に合うかどうかを調べることもよくある。

その結果、『この程度でうまいという人が多くいるんだ~』と思うことがしばしばある。それが口コミと自分の舌との差を感じる時である。学生街などの大学生が多いスポットや若いサラリーマンがよく行く飲食店街をはじめ、個々の好き嫌い、職業、年齢、性別も少なからず影響している。

誰もがすべて「おいしい」と思うところはむしろ数少ないと言える。"やらせ"なのか、あるいは今流行の"口コミ代行"なのかはわからないが、変に評価が高い場合でも、その店で一度食べてみればわかるので初回だけは仕方がないと思うようしている。気に入らなければ二度と行かなければいいのである。

これくらいの気持ちでグルメ系のネットの口コミを利用している。自分の舌との差が激しい時は、そのお店自体のイメージもかなりダウンするので、これはお店にとっても大きな損失であると思われる。

ただ、ネットの口コミは商品を購入したり、代金を支払ったりする際、賢い選択をするために利用されることも多いので、その当たりハズレに一喜一憂することもしばしばだろう。失敗という経験は誰もしたくないから、ネットの口コミに頼る一般消費者の気持ちもよくわかる。

とくに、初めての購入や、あまり知識がない商品を購入する際には、たった1つの書き込みを神頼みのごとく信頼しながら購入することさえあるからだ。それこそ、藁にもすがる気持ちとなる。だが、何回もこのような書き込みを読んでいるうちに、口コミ内容自体の信憑性をいくらか判断できるようになる。

購入して間がない時は気持ちが高揚している消費者もいるので、良いところだけを書いてあるものや、ネットでのポイントを目当てに、気持ちがあまり込められていないレビューも多々ある。逆に、良いところを見過ごして、普通の人が気にならないマイナス点や弱点をことさらオーバーに指摘するマニアックなコメントにはやはり注意する必要があろう。

普通に考えればわかるが、こうしたネットの口コミを個人的にどの程度使うかである。広告も各種の販促も、テレビのCMや番組にしても、何とか売りたいためにさまざまな手法が駆使されている。

好感度が高いタレントが商品を推したり、かなりオーバーな言葉の表現や写真のマジックに購入意思が揺れ動くのである。

逆に言えば、財布のヒモが堅い消費者の気持ちをいかに揺さぶるか。ネットの口コミも同じような位置づけであろう。冒頭のラーメン屋さんについては、「あのラーメン屋、まあまあだったね」と、教えてもらった人には言っても、うまくないと二度と行かないし、親しい人にも伝えない。

それが本来の口コミの良さである。

[うまいラーメンって?] 2012年2月20日

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