HOME » WEBマーケティングブログ アーカイブ » 今使えるメディアは?

今使えるメディアは?

riccc201111a.jpc月刊コンピュータテレフォニー10月号への執筆より

マーケティング最前線:連載第105回 2011年9月20日

今使えるメディアは?

モノが売れない時期には、今まで販売してきた商品をもっと頻度高く購入してもらおうと企業は考える。とくに、まだまだ売れる商品では、既存購入者のリピート回数や消費頻度を高めることが、売り上げや利益に大きく影響するからだ。

マーケティングの現場では、そうした消費者への利用促進や利用範囲をもっと広げるCM、プロモーションが各種メディアを通じて実施される。その代表的なものとして、サロンパスの貼り方などの販促策がある。

また、食品系商品の場合はより使用機会を増やすため、さまざまなレシピや食べ方の情報を積極的に発信している。これも同様の目的で実行されている。「食べるラー油」以降、最近の調味料などの"ちょい足し"ブームも、そうしたトレンドとして捉えることができよう。

しかしながら、「こんな使い方やこんなところで使ってみる」という情報は、企業やマスメディアからの一方的なものばかりではなく、各種のソーシャルメディアの台頭や浸透が大きく影響している。個人が気軽に発信・交流できるT w i t t e r やFacebook、あるいはブログ・SNSなどのツールが一般消費者からの情報として、商品の利用促進に大きな効果を与えていることも確かだ。

もちろん、前述の企業からの発信情報との相乗効果も大きい。ひと昔前であれば、リサーチやアンケート調査とか、グループインタビューとか、手間も費用もかかっていた。今ではネット調査でかなり安価に実施でき、加えてソーシャルメディアの活用次第では、本格的な調査をせずとも期待以上の結果やプロモーション効果があることがわかってきた。

これもネットの強みであろうと思われる。わざとらしい企業の発信情報よりは、素朴につぶやいた個人のTwitterなどソーシャルメディアの方が説得力のある情報として、消費者は賢く受け止めているのかもしれない。一方、最近ではTwitterやSNSの会員数の増加傾向が世界的に鈍化してきたことを「ソーシャルメディア離れ」として伝えている。

Twitterの炎上問題やプライバシーを侵害した不適切な利用が問題視されていることも少なからず起因しているようだ。だが、昔からのダイレクトメールやFAX、電話など、一般的にちょっと古そうなツールも、ピーク時においては概して良好ではない使い方がされて、そのツール自体のマイナスポイントが厳しく指摘されてきた。

にも関わらず、シェアこそ低くなっていても、完全に無くなってはいない。ブームが去れば、一つの選択肢として残っていくメディアとなっていることも興味深い。

マスメディア隆盛時と比べると、ネットの登場ではるかに多くなってきたメディアの活用と選択。企業ごとに、商品市場ごとに、どんなメディアをどのように賢く使っていくか。

コストパフォーマンスに応じた費用配分、さらに企画力によって差がつく時代になってきている。しかし、ネット系メディアがどんどん新しいものを世に出していても、活用ピーク期間が思ったよりも短い。

また、企業側からすれば、未だに安心して使えるネットメディアが少ない。今後、ソーシャルメディアがどのように進化していくか。これらを、マーケティングで使う側は日々しっかりチェックする必要があると思われる。

このエントリーを含むはてなブックマーク  はてなブックマークに追加

[今使えるメディアは?] 2011年9月26日

詳しくは、このコールセンター専用サイトをご覧ください。コールセンターのモニタリング、スクリプト、電話応対研修、トレーニング、モチベーションアップなど、自社でお困りの内容がきっと見つかります。

関連記事