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この時代背景で、「今、何ができるのか」を考えよう!

月刊コンピュータテレフォニー11月号への執筆より

マーケティング最前線:連載第94回 2010年10月20日

今、何ができるのか

ネット時代に入り、この10年間において、企業のマーケティング現場ではさまざまな変革が求められている。ネットでこんなに個人利用が圧倒的に進み、企業が後れを取ることなど、誰も予想しなかったのではないだろうか。

とくに、個人のコンテンツの発信量や発信頻度・スピードはすさまじい。ブログ、コミュニティサイト、動画サイト、ツイッターなどはCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれ、メディアとして扱われるようになり、現在ではソーシャルメディアという表現がされている。その範囲は広く、その数も枚挙に暇がないくらいだ。

ソーシャルメディアの特性はそれぞれ異なり、自社商品・サービスに関する個人の書き込みや口コミがネット上に溢れている企業もある。良くも悪くも、それがそのまま企業の業績に関わるようになってきた。そのため、ソーシャルメディアに企業がどのように対応するのか。それこそ、いろいろなところで論じられている。

新たな手法や考え方は、今までにも企業は幾度となく遭遇している。他社との差異化をどう図るか、自社の優位性をどのようにアピールして売り上げに結び付けるか・・・・・・きっと自社の取り組み方を検討している最中であろうと思われる。

しかしながら、企業には「守りの企業文化」と「攻めの企業文化」があり、その両輪が企業のマネジメントを形成している。新たなメディアや新たな販促手法をどんどん取り入れることに手慣れた企業は、チャレンジするノウハウやスキルが備わっている。そのため、第一歩の踏み出しが早い。

だが、社歴が浅く若い人が多い先進的な企業ではなく、長年日本で事業展開してきた大手・中堅企業の中には、なかなか新たなメディアを積極的に導入できないところも多い。これは、組織内にさまざまな年代の人がいることや、経営トップ層など高年齢層の人には新たなメディアに対する実体験が少ないこともあり、理解できないことも往々にしてあるからだ。

そうした状況の中で、「組織が悪い」「組織を横断することができない」「キーマンがいない」「上司が悪い」「対応できる社員がいない」などとして、組織変革や人材補強、人材育成への提言をする人はいるものの、それが果たして正しいのかどうか。

実は、筆者も若い頃から各種のプランニングやコンサルティング業務に従事していて、上記のような組織や人材について、無理な論理展開をしたこともあった。できない・変えられない・いないといった「ナイナイづくし」をいくら提言しても、企業においてはすぐには変えられない事情があり、体質改善や組織変革も現実的にままならないことを幾度となく認識させられた。

マーケティング現場では、今日・明日の数字が求められ、守りの企業文化の中で、どのようにその企業に合った正しい方向性を示せるかということが、いかに重要であるかということもわかった次第である。

しかし一方で、小さな改善や改革の積み重ねが大きな変革へと導いてくれることも数多く経験している。マーケティングにおいては、いきなり組織や人材などに関する提言は禁句。ハードルが高そうな大きな変革を求める前に、「今、できる何か」を是非探って頂きたい。

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[この時代背景で、「今、何ができるのか」を考えよう!] 2010年10月20日

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