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今年は"電子生活元年"と言うべき年でしょうか?

月刊コンピュータテレフォニー5月号への執筆より

マーケティング最前線:連載第88回 2010年4月20日

今年は"電子生活元年",

地上波ラジオ放送をネットで同時配信する実用化試験「radiko」が3月15日から始まった(試験期間は8月31日まで)。既にパソコンでチェックした方も多いのではないだろうか。実際に、この新たな"ネットラジオ"というべきサイトで各局の放送を聴いてみると、期待以上に音質が良く、今まであまり使っていなかったラジオがネットで復活したようなイメージであった。

この実証実験を経て、9月以降の実用化を検討するようだ。サービス地域拡大や、「iPhone」「Android」といったモバイル端末などでの利用も今後対応していきそうである。また、3 月23日には日本経済新聞が電子版の有料サービスを開始している。ネットの大手ポータルサイトでニュースをチェックしていても、「新聞は新聞紙」と筆者はかたくなに思っていた。

しかし、スタートした日経電子版の記事を見て、あまりにも便利そうなのですぐに申し込んでしまった。普段から接触頻度が高い新聞なので、たとえサイトで有料化になってもさして抵抗感はない。ただ、紙と電子の併用から、まだ抜けきっていない。少しずつ変わってくると思うのだが。

いつも思うことは、各種のニュースをテレビでチェックしている人、携帯でチェックしている人、新聞紙でチェックしている人と、それぞれにニュースの接し方や情報収集方法は異なるのだが、特定のニュースの話をしてもそんなに違和感はないことだ。

ただ、パソコンや携帯などでいつでもチェックできる電子版のスタイルは、その他の新聞・雑誌・書籍など、今後ますます増えるだろうと思われる。ラジオ、新聞と書くと、その次は雑誌である。米国では、Amazon.comの電子書籍リーダー「Kindle」の認知度が、Appleのタブレット型コンピュータ「iPad」と同等とする調査結果がある。

また、AppleのiPhoneや「iPod touch」ユーザーの52%が、上記のような電子書籍端末を利用して新聞や雑誌を有料購読してもよいと考えている、という調査結果もある。現在、日本においても、ネット配信や著作権の各種ルールづくり、データ形式規格問題などが検討されており、電子書籍端末利用の方向に進むのは時間の問題であろう。

まして、不要になった雑誌を廃棄するのも容易ではなくなっている時代だけに、エコの観点からも必要性は高い。雑誌を購入した時点でゴミと化することを考えるのは、筆者だけではあるまい。

続けよう。一昔前の4大主要媒体、いわゆる4マスと言われたメディアのなかで、下降気味のテレビはどうか。これも3月23日から新しくスタートしたテレビ情報総合サイト「テレビドガッチ」で、民放キー5局がネット上に保有する番組関連動画を一挙に公開している。

特徴的なのは、各局の垣根が無い配信やサイト運用がなされていることである。この国内最大規模の放送局動画視聴はどれくらいの収益が見込めるか、というところが今後の大きな注目点である。

前述の日本経済新聞朝刊で「始まります電子版生活」というキャッチコピーが広告に記載されていた。3月を契機にネット化やデジタル化が一気に進み、そのままどんどん"電子生活"に染まりそうである。

今年はきっと"電子生活元年"と言うべき年になるかもしれない。そして個人的には、逆に日常の"アナログ事"をいかに大事にしていくか、という生活になりそうだ。

[今年は"電子生活元年"と言うべき年でしょうか?] 2010年4月20日

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