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サイトリニューアル進化論

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マーケティングの世界は、アイディアやプランニングなどが重要視されるが、実は市場における状況や方向性、その市場での企業のポジショニング、加えて商品やサービスの販売やシェア、顧客の受け止め方などの認識が大切なのである。マーケティングプランナーとしての推測や想定が出来ないと本来の効果的なプランニングは不可能だ。

また、マーケティング・プランの実施までを考えると、ON-LINEとOFF-LINEのメディア、ネットなどマーケティングの各種ツール特性を熟知していないと、その費用対効果は到底望めない。そのため、絶えず各市場の動向をキャッチし、「今、何か?」を頭に叩き込んでおく必要がある。

そうした一連のプランニングを実施する場合、アイディアや発想が浮かばなくなると、やたら「調査」をする人もいるが、その調査においても「推定」や「想定」の裏づけとして行うものであり、そこから新たな「ずば抜けた発想」が出るものでもない。多くの場合、そんな調査は無駄金に終わる。予算がなければやめた方が得策である。簡単なインタビューや既に結果が出ているアンケート調査の結果だけで十分なのである。

“調査!調査!”と連呼するコンサルタントやプランナーは、方向性が見えない時の神頼みとして調査する場合やクライアント企業の上層部への説得材料として使う場合がある。しかしながら、調査結果レポートは分厚いが、アイディアや発想などのプラン部分が薄いものも少なくない。“うーん、なるほどー”とか、“やっぱりそうかー”でその結果は終わってしまうこともある。もはや、そんな時代ではないと思われる。

当社がネット(ネット掲示板やブログ等)の口コミ=書き込みを活用した調査を引き受けるようになってわかったことは、今までの消費者ニーズを調査するアンケートに比べて、アイディアや発想が非常に導き易いことである。かなり具体的な書き込みがあり、今までのアンケート調査のように数の論理ではなく、たった1つの書き込みでも、多くの人達の「代弁者」として捉えて、実施プランへと具体的な対策が立てられるからだ。

たとえ、ある商品についてネットの書き込み量が少なくても、マーケティング現場の担当者であれば「推定」や「想定」ができる。ネット上には、企業の売り上げを左右するような、まさに消費者の生の声であり、マーケティング視点からすると宝の山であると言わざるを得ない。これは単なる調査としての調査
ではなく、プランニングや改善を前提にした調査でもあるからであろう。

決して、各種のアンケート調査を否定するのではなく、ネット上の書き込みを調べてから、アンケート調査をした方が的確である。ある製品についてのネット調査をしてみると、その結果、その商品に対する消費者の選定ポイント、必要としている機能や購入後のトラブル、購入前や購入後に知りたいと思う事項などがわかる。

その内容を現状と比較し、差異のある点、不足している点を見極め、自社ホームページなどネット戦略や、販売店対策、商品戦略などのリアルな展開に活用することが可能となる。ある会社の商品は、その商品の良さをネットで多くの人が書き込み、賞賛しているものの、ホームページではあまり訴求がされておらず、「知る人ぞ知る」とか「穴場」とか、言われても、実はアピールしてないだけなのである。

重要なのは、ネットにおける口コミ情報を単に多く収集することではなく、活用することであることを認識しなければならない。既存のネット口コミ調査サービスは、口コミ収集までが調査範囲としているところが多く、この重要な点が意外と見落とされているようだ。風評や企業にとってマイナスとなる書き込みをチェックする後ろ向きの調査なら、それでいいかもしれないが、顧客が求めている内容を前向きに検討すれば、実績に大きく影響するのである。

ネットにおいてはWEB2.0と言われ、新たなWEBサイトの構築へと向かっているが、企業のWEBサイトリニューアルの際には、デザイン処理やSEOなどに執着しても、本来必要なサイトコンテンツの充実や更新頻度は無頓着な企業も多い。今までの企業におけるサイトイリニューアルでは、ホームページを請け負う制作会社は、自社サイトのログ解析データ、競合他社サイトの分析を行うが、マーケティング視点でコンテンツ強化まではしない。

ネット上の書き込みを調査しホームページに反映することで、今までと違ったサイトリニューアルが可能となる。サイトリニューアルについても既に「2.0」の時代に突入している。

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[サイトリニューアル進化論] 2006年3月16日

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