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お役所運営のSNS

mg71.jpgSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス&サイト)はネット上でコミュニティを構築する手段として様々な広がりを見せている。匿名性が高かったネット掲示板システムから、実名性の高い新たなコミュニティ構築にSNSは大きく貢献している。

総務省は5月27日、「ICT(Information and Communication Technology)を活用した地域社会への住民参画のあり方に関する研究会」(座長:石井威望東京大学名誉教授)の第1回会合を開催した、ことを日経BPガバメントテクノロジーが2005年5月27日付でそのニュース『「SNSで地域社会への住民参画を促進する」、総務省が研究会を発足』を伝えている。

同記事によれば、上記研究会の目的は、住民がインターネットを利用して地域社会に積極的に参画する環境を整えることであり、そのモデル・システムとしてSNSの考えを取り入れ、トラブルが起きにくいコミュニティ構築を目指すようだ。すでに熊本県八代市がSNS(地域ポータルサイト「ごろっとやっちろ」)を2004年10月からスタートしており、それは自治体では国内初のSNSの試みであった(参考:【CASE55 :熊本県八代市】SNSを自治体で初めて導入、悪意なき電子コミュニティを構築)。

悪質な発言が少なく穏やかなコミュニティを築けるという良好な結果も得られているようで、現に地域コミュニティ作りに役立てている。総務省はモデル・システムの開発にあたって、既存のブログやSNSなどとの連携も視野に入れる考えを表明している。

この熊本県八代市のSNS「ごろっとやっちろ」は導入前には600人ほどであったものが、登録会員数が約900人にまで増え、9割は八代市民であり、月間平均で1万程度だったページビューが、2004年12月は3万6928を記録し、2005年2月でページビューは2万3381、書き込み件数は1日60~70件程度のようだ。

また、SNSは最も必要なのは書き込み等の内容の監視や運用であり、この「ごろっとやっちろ」では「グレイマン」という書き込みのチェック体制があり。すべての登録情報に目を通し、問題のある書き込みを削除するというものだ。

書き込みがあると担当者のメールアドレスにも送信され、24時間体制でのチェックも可能らしい。前述のように1日60~70件程度であるために、業務の合間でも十分に対応できるとしている。今のところ「グレイマン」が出動する機会は少ないと書かれている(上記の【CASE55 :熊本県八代市】から一部抜粋・引用)。

上記研究会では、ITリテラシーの低い住民ができるだけ参加しやすい仕組みをいかに構築するか、電子的なコミュニティから得られた住民の意思を行政側がどう活用するか、住民の参加率をどう高めるかといった点が、議論の軸となっていくと、述べられている。

こうしたお役所運営のSNSはどれくらい増えるのかは定かではないが、健全なコミュニティを様々なところで築いて頂きたい。このようなSNSの動きを見ると、やっとネット本来の落ち着いた活用(ヴァーチャルなネットではなく、実社会と乖離しないネット活用)へと向かっているような気がするのである。

[お役所運営のSNS] 2005年5月29日

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