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ログ解析ツールとマーケティング

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ログ解析ツールはサイトを運営する上では必ず必要であり、様々な数字がマーケティングとしてのデータやヒントになると言われているが、実際にマーケティング現場ではうまく使われているのかどうか。今回ITマーケウォッチャー20号では、ログ解析ツールとマーケティングについて述べることにする。

検索サイトで自分が求めているコンテンツを検索して、目的のサイトにたどり着く。別に何でもないことのように思える人は、ネットにかなり慣れた人であって、すべての人ができるわけではない。現在のSEO対策はしっかり検索できるスキルが前提となっているものの、逆にネットに不慣れな人は検索サイトで疲れ果ててしまって、ちょっと右を見ては、キーワード検索連動型広告を思わずクリックしてしまった、ということも少なくない。ゆえに、キーワード広告が効果があると評価されてしまうのであろう。

しかしながら、たどり着いた先がトップページの玄関ではなく、裏口の用語集やFAQページに到着することも多々あるのではないだろうか。『どこに来てしまったのか?』まるで道に迷うように、会社名も何のサイトなのかわからず、行き止まりになってしまって出て行く人もそんなに少なくはないであろう。

検索サイトで自社のサイトに流入する経路を調べてみよう。必ずしもトップページからの流入していないサイトはいわゆる集客ページから、見せたいページへと誘導しないと実にもったいないことをしていることになる。キーワード広告に依存するのも1つの方法であるが、平均4~6ページと言われる利用者には最短で目的のページを見させる努力をしないと、本来のサイトでの実績にはつながらない。根本的なサイト自体の適正なリニューアルが必要なのである。

それらはアクセス解析ツールを使って、ログによる行動分析データを見れば、その傾向が如実にわかる。また、いろいろな関係するワードを検索サイトで試しにやってみると、どこのページに着陸するかはわかる。自社サイトを構築する時のエネルギーはそこで100%使い果たし、その後のアクセス状況を見ることが無頓着になってないでしょうか。もう一度、点検することをお勧めしたい。

現在、様々なサイト解析ツールが登場している。しかしながら、日本の企業におけるサイト数からすると、導入しているかなり企業は少ないと言える。まだまだ、感覚的にWEBサイトを捉えている企業が多いのであろう。ネットは利用者の足跡としてのログが残るツールであり、マーケティング視点からネットを見ると、今後の対応方法においては十分なヒントになるものである。

しかしながら、あまりマーケティング現場では、こうしたネットにおけるログ等の数字をウォッチしていない。サイト構築から管理まで自社の情報システム部門が行っているところはなおさらである。情報システム部門では、アクセス数が少ない、あるいはあまり効果的でない、という指摘に過敏になっており、出来ればネットにおけるログを見せたくはない、という感じでもある。

とは言え、報告書が月1回程度で上司や役員に回覧されることもあるが、生の数字やフラットな分析では、総ページビュー、訪問者数(ユニークユーザー数)、訪問者の流入元や検索エンジンの種別、検索用語、リンク元などのデータや月別データを見ても、自社の実績や新規顧客の獲得にはつながらないのである。『ただ見てるだけー』となる。

一方、ログ解析ツールを販売する会社も、「こんなデータも、このようにすれば、いろいろ役に立つ情報が入手できます!・・・」どまりではマーケティング活用されることはない。もっと、具体的にその企業の実績に反映するようなデータ活用を提案し、サイトリニューアルやキャンペーンにつなげる各種の仮説や発想、アイデアが必要となると思われる。それが本来のマーケティング活用であり。使われずに毎月使用料を支払ってくれさえすれば良い!ということではないような気がするのである。

今まで、ログ解析ツールを導入している企業で、効果的なマーケティング活用をしている企業はあまり遭遇したことはなく、どうも「ログ解析ツール」を導入していることに満足しているのか、解析ツールメーカーや販売会社も名ばかりの『マーケティング活用』という言葉を今こそ具現化して頂きたいと思う次第である。

最近新聞を読んでいると企業のトップ層が自社の実績の下降傾向においての説明に『マーケティング力』が足らなかったとか、今後『マーケティング』に力をいれて・・・というコメントを見ることが多いが、その『マーケティング』って何を意味しているのか、あるいは本当にわかって言っているのか、いささか疑問である。余計にごまかしている感じは否めない。きっと、そういう時は側近の方やコンサルタントが原稿を作っているのだろうか。都合が良い時の『マーケティング』にしてほしくないのである。

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[ログ解析ツールとマーケティング] 2005年4月17日

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