<月刊コンピュータテレフォニー12月号>への執筆より
マーケティング最前線:連載第108回 2011年12月20日
どこで買おうか?
ネットスーパーに参入するスーパーやそれらのサービスを使う消費者が増えている。消費者にとっては野菜、米、飲料など、重くかさばるものを宅配してくれる便利さや買物時間の節約が大きなメリットのようだ。
また、ネットショッピング全体も増加傾向にある。ネットショッピングは商品を早く簡単に見つけることができて、しかも安く入手可能なものもあり魅力的である。各種のポイントサービスがあるせいか、日常的に楽天やY a h o o !JAPAN、アマゾンなどでついつい買い物をしてしまうこともある。
さらに、ネットオークションを使う人が多くなってきた。国内だけではなく、海外ネットオークションを利用する人も少なくない。先日、日本郵便と米国ネットオークションのeBayが業務提携したというニュースがあった。海外向けの国際小包発送手続きを簡素化し、eBayの利用を促進させるようである。
そうした海外オークションに加えて、携帯端末でのオークション環境を整備することなどで、次世代のネット利用が大きく変化すると思われる。このままネットだけがどんどん売り上げを伸ばしていくのか。しかし、リアル店舗も黙ってはいない。
小売業からすれば断然リアル店舗の方が優勢である。筆者が毎日出勤時に向かう駅。その駅前に最近、大型ショッピングモールが完成した。今までは、特別なことがないと行かなかった有名ショップ群に毎日いつでも寄れるという立地の良さと、規模の大きさに驚きを隠せないでいる。
もはや、ショッピングのためにわざわざ休日に都心へ出る機会は減少しそうだ。ブランドショップも多数あり、もちろんスーパーマーケットもしっかりあって、日常生活では十分過ぎる281店舗の出店数。かつ、休日も普段着で自転車を漕いで行けるほど近い距離である。近隣の消費者にとっては、今までにない感覚でショッピングできることは間違いない。
また、アメリカからやってきたご存知コストコ。ホールセールの大型会員制の倉庫店も筆者が住んでいる近くにオープンする。既にコストコへ行かれた方は分かると思うが、このショップではよく考えて購入しないと買い過ぎることがしばしばある。
量がホールセールサイズなのだが、見せ方が上手いのか、量と価格のバランスが麻痺してしまうところは不思議だ。複数の家族でワイワイと楽しく行って、食品などは後でシェアすれば良いとしても、アメリカンサイズの量と高カロリーで、気を付けないと肥満体になることも心配しなければならない。
ただ、家族の人数が多い世帯や日本にいながらアメリカ流のライフスタイルを楽しみたい方には、是非お勧めしたい。まさに"アメリカ"であるからだ。休日に溢れんばかりの客が店内で大型ショッピングカートを引いて買い物している様子は、不況の日本のイメージとかけ離れた印象を受ける。
このように、郊外型のショッピングモールはますます便利になりつつある。消費者にとって、今まで以上にショッピングの選択肢が広がっている。ネットの良さの一方でリアル店舗の魅力、はたまた野菜の生産者直売所のような売り方も消費者にとっては大歓迎である。
ただし、ベストチョイスをするためには、それぞれを賢く使いこなすことが必要となろう。
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[どこで買おうか?] 2011年12月27日
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