業績が落ち込んだり、組織の変革があったり、経営者層トップが入れ替わったりすると、なぜか会見や発表では必ず「マーケティング」という言葉が出てくる。マーケティングを一新するとか、マーケティングに特化させるとかである。このマーケティングの中身はどうであれ、今までそんなに良くなかったのか、というクエッション・マークがつく。
経営者トップ層をヘッドにセクションができ、大手企業であれば、別会社を設立することも珍しくない。これは株価対策なのかどうかは定かではないが、本当にうまく機能するのであろうか。ただ、企業の業績が低迷したり、業績が落ち込んだりすると、これを打破したい、何とかしたいという気持ちは理解できる。売上好調の時は、この「マーケティング」という言葉は、全く出てこないのに、である。
競争が激化し、競合他社がひしめく状態では、マーケティングは有効な答えを導き出してくれる。しかし、体力に余裕がないと、短期決戦では良いのだが、長期的に様々なテストを試みることもあり、短期結果重視のみで評価されると、良い結果が出ないことも少なくない。つまり、どん底状態になる前の選択肢を、それまでに築いておくと、逆に短期決戦での実施プランが早く実施できるというメリットがある。
マーケティングは築くものであり、マジックのように急に結果を求めても、期待するような解が出ないことが多い。外部に対して、"その場をつくろうための言葉"としての「マーケティング」にしてほしくないのである。
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[マーケティング・マジックはあるのか?] 2009年6月26日
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