デジカメが普及し、鮮明なデジタル写真が誰でも簡単に撮影できるようになって、その画像を活用したフォトブックやフォトフレームの売れ行きが伸びている。それぞれフォトブックは2011年で300億円市場、フォトフレームは2010年で200億市場を形成するとしている。プリント需要の激減でこうした動向に期待がかかっているためか、各参入企業は力を入れている。
すでにカメラ量販店に設置してあるフォトブックマシンなるものを利用した人も、きっと多いのではないだろうか。そばを通ると、マシンの前で画像のレイアウトなどの調整を真剣なまなざしで、集中している人をよく見かける。
店頭での取り扱いとは別に、ネットでの注文も行われている。各取り扱い企業にもよるが、価格はハードカバー仕様で、30ページ前後で\4,000~\5,000程度、注文して2週間から4週間程度で出来上がる。
ネットで行う場合は、各社のフォトブック作成のためのソフトを専用サイトからダウンロードし、そのソフトで各種のテンプレートを選ぶか、自らのオリジナルのレイアウトやデザインで、画像をセットするようになっている。画総数の高い画像を扱うので、パソコンのメモリーが多めに必要である。
このフォトブック作成ソフトが、ネット利用者の"囲い込み"には大きなポイントであろうと思われる。実際に30ページ前後のレイアウトやデザインをしてみると、多くの画像の中から選択し、納得するまで作業をすることになり、かなりの時間を費やすことがわかった。
その結果、長時間使ったせいか、そのソフトの操作や調整のコツを自ずと習得してしまう。その後に他社のソフトを使うと、幾分使い勝手が異なるためか、少し価格が高めでも最初使ったソフト=メーカーに決めることなった(うーん、使えば使うほどに洗脳されてしまうようで・・・・)。
これは携帯のメーカーが異なると、メールなどの使い勝手が違うために、継続して同じメーカーのものを機種変更するのに似ている。
こうしたソフトは操作をカンタンにして、初歩的な人からこだわりを持つ人まで、幅広い利用者向けに提供するのはかなり大変なことである。
だが、どんどんバージョンアップして、使いやすいソフトに慣れさせてしまうと、それが強力な囲い込みのためのマーケティングアクションになり、継続的な利用が見込まれるであろう。
そのため、メーカーは一度フォトブック作成ソフトをネットで提供したとして、そこで開発や整備を止めずに、どんどんブラッシュアップすることが重要であろうと思われる。まだまだ、完璧ではないからだ。フォトブック作成ソフトの"操作性No.1"を目指せば、売上アップに少なからず貢献するような気がするのである。
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[ネットでのフォトブック売上アップは作成ソフトで決まる!?] 2009年5月27日
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