月刊コンピュータテレフォニー11月号より
マーケティング最前線:連載第70回 2008年10月20日
ネットがつながらない空白の時間
8月末の集中豪雨と落雷はすさまじい状況で、一晩中、雷が鳴っていてなかなか眠れない日があった。その翌朝、いつものようにパソコンを立ち上げてブラウザを開こうとすると、ネットがつながらない。昨夜までは使えたのに、不思議である。
ネットが突然つながらない状況は今までにもあったので、1つずつ点検するものの、原因がわからない。高速回線の最終端末、ルータ、パソコン本体と調べ、今までとは異なる理由であることがわかった。つながっているのにプロバイダまで到着していなかったのである。
原因として考えられるのは、昨夜の連続的に発生していた雷である。プロバイダに問題がありそうだと思い、そのカスタマーセンターに電話してみた。すんなりと電話に出ていただいたオペレータに状況を告げると、そんな故障事故は発生していない! と説明された。
回線接続の設定やルータのドライバーなど、言われるままにチェックしてもらい、最終的には「NTTさんに聞いてください」とのことだった。それではということで、指定されたNTTに電話をすると、終日ビジー状態でつながらなかったことから、やっぱり近隣での回線がおかしいのであろうと、筆者は判断した。
すぐに開通するだろうと思いつつも、土曜日丸1日ネットがつながらない状況は、何故か不安な感じがした。ネットが使えない生活はこんなにもイライラするものかと、あらためて思い知らされた。翌日の昼過ぎに再度接続を試してみた。その際、『落雷でルータがおかしくなる』という記事を以前見たことを思い出し、慌てて家電量販店のパソコンコーナーへ行ってみた。
普段はあまりルータ付近には人がいないのに、2人∼3人がルータを吟味している。やはり原因はルータにあると判断した。そこで、B社の最強のルータを購入。それまでの無線LAN付きはどうも2階での使用に弱かったので、店員さんに「最強のものは? 」と聞いて、レコメンドしてもらった。店員さん曰く、「電源を切っていないと、落雷でルータはやられますよ! 」と。力強い言葉が決め手になったことは言うまでもない。
ネットのない1日半の空白が、ルータの箱を開けるのも説明書を読むのも、もどかしくさせている。ルータのセッティングは、昔より誰でも簡単にできるようにと自動化されている。これも驚きであった。ROMを入れて、ソフトに従って順次クリックするだけで設定できる。
その結果、無事開通した。ネットがつながったことに安堵しつつ、この小さな喜びは、経験した人にしかわからないであろうと思った。しかも、今までになく早く機敏にサイトが閲覧できるようになり、2階での無線LAN使用もサクサク状態になった。後日、検索サイトで『雷ルータ』というワードで検索すると、さまざまなところでルータが壊れたようで、多くのブログで書かれていた。"誘導雷"と言うこともわかった。
「風吹けば桶屋が儲かる」という諺があるが、「雷落ちればルータが売れる」ということになるのだろうか。ちなみに、近辺で落雷している時、筆者はルータの電源を切っていなかった。きっと、何らかの電磁的なショックで、ルータが故障したと思われる。ネットがつながらない空白の時間をつくりたくない方は、雷の時はご用心ご用心。
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[ネットがつながらない空白の時間] 2008年10月20日
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