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ネット活用よりも利用制限が先決!?

たび重なる情報漏えい事件の影響で、大手企業のセキュリティが徹底されてきた。企業のコンサルティングを仕事としていると、社屋に訪問する度にその厳しさを感じる。入館する時の首にかけるカード。奥に入る度にドアの前でカードをかざしてチェック、入り口で必要なものだけをカバンから取り出し、その他のものはロッカーに預ける。

パソコンを持ち込んで、ネットにつなげてサイトを見ながら説明と思っても、社内の高速データ回線にはつなげることができない。そのため、データカードを使ってちょっと遅めのスピードでサイトを見ることになる。メールで送付できないデータをCD-ROMやUSBフラッシュメモリーを持って行っても、それを見るパソコンがない。社内のパソコンでは使用禁止である。

さらに業務を開始する前には、業務以外の個人情報保護、セキュリティに関する膨大な量の契約書類が必要となる。

ネットはどんどん進化しているものの、企業でのネットの使い方やWebサイトの利用は制限され、仕事にも少なからず影響しており、利用形態から見ると少し後退気味でもある。そんな企業がどんどん多くなってくるのであろう。『社員のWebアクセス「自由利用」時代の終焉』という見出しでI2007年1月31日付のTproには「業務上のネット利用に関する調査」に関する記事が掲載されている。 同記事によれば「Webアクセスを制限している」と答えた企業は全企業の45.8%で「制限していない」企業は53.4%となっている。

Webのアクセスを制限する目的は私的利用の禁止であり、コンテンツのダウンロード制限よりもアップロード制限の方が重要のようだ。とくに、従業員がWebを通じ企業側が意図しない情報を発信することを警戒し始めていると書かれている。興味深いのは「従業員がサクラになって,自社商品を掲示板で褒めるようなことを勝手にされては困る」ことだとしている。CGMなどはとんでもない、ということになるようだ。

このままでは、企業のネット利用が遅れそうな気がするものの、社内でこのように制限されていると、自宅でのネット利用時間も増えるのかどうか。ある会社の人にお聞きしたら、会社から教え系サイトで質問を書き込んだり、会社で転職サイトの利用や転職のためのメールのやりとりをしたりする人も結構多いらしく、ネットをフル活用というより今や利用制限が先決となっているようだ

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[ネット活用よりも利用制限が先決!?] 2007年2月 8日

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