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IT=ネットではない。IT系のエキスパートと異なり、ネット系のエキスパートは最初からネットに近い形で取り組んだ人ではなく、興味や好奇心、あるいはネット系の業務を前社で取り組んで来た人が多い。そのため、ネット系の人材は中々確保が難しい。
しかしながら、ネットはネット技術を習得すれば良いというものでもなく、幅広い知識や経験が求められる。業種によっては顧客化から販売まですべて自社サイトで完結することもできるため、単なる情報システムの仕事でもなく、メディアでもない。
つまり、ネットにおける広告、マーケティング、販売、販促、営業、広報などに関わる専門領域や業務領域は幅広く細かいために、担当者1人では対応できない。たとえ、担当部署があっても、一般企業の場合、担当部署間や担当者間での問題点はいろいろ露呈するのはそのためだ。
企業によって、自社サイトの戦略は様々であり、自社サイトで売上や利益に貢献する成功体験がない企業においては、自社サイトは単なる「制作物」としか見ていない。そのため、社内にネット系経験者を配置すれば良いという考え方となってしまう。また、領域が幅広く他部署にまたがるために、どの部署が担当しても組織横断上の諸問題が効果的でないサイト構築へと導く可能性も高い。
すでに、業種によってはネットでの攻防がリアルマーケットを制するような競争も繰り広げられている。その反面、未だにネットには無頓着な業種や市場も見られる。だが、ネットは大手ネット系会社のサクセスストーリーを見るとわかるが、先んじて行ってきた先行メリットが脈々と息づいている。新興企業は今までの組織の古いしきたりや慣習が邪魔しないからでもある。
それを考えると、ネットにおける人の問題、担当部署の問題、自社が属する業界の状況など、それらのハードルを越えて、ネットを賢く活用する企業が今後生き残れる条件となるかもしれない。
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[ネットを賢く活用するためのハードル] 2007年1月23日
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