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コールセンターのアップ/クロスセル

upsel11.jpgバスフィッシングをする人なら、知っているかもしれない。BassPro Shop(バスプロショップ)というフィッシングやハンティンググッズを販売する米国の会社である。アウトドア用品のショップやカタログ通販では有名である。以前、この会社の米国の受注センター(コールセンター)を視察したことがあった。整然としたコールセンターでは落ち着いた受注業務がされており、一見のんびりとした雰囲気の中で業務がされているような感じである。

しかしながら、コールセンター業務の詳細を聞いて驚愕したことがある。単なる受注受付業務だけではあまり評価されず、アップセリングやクロスセリングでの受注額がコミュニケーターの実績評価ポイントとなっていたことだ。それも、定期的にコミュニケーターは下位から、入れ替えがあり、そうした成績がグラフ化され、壁に貼り出されている。

釣竿を購入した人にはリールを勧め、リールを購入する人には釣り糸や関連商品も買ってもらうのである。そうしたアップ&クロスセルが当然のように行われていたのであった。その落ち着いた雰囲気は、それぞれプロフェッショナルが揃っているためであろうか、淡々と業務が進められていた。米国のコールセンターにおけるアップ&クロス業務の歴史はもはや当然のことなのである。

コンピュータテレフォニー11月号の特集は「アップ/クロスセル 9つの勘所」という特集が組まれている。これを読んで、ふと上記のことを思い出してしまった。

この特集では「CSと収益」の両立を実現するセールスセンターのあり方を考察している。非常に興味深い内容である。アップ/クロスセル手法を実践する上での採用、研修、成果報告会、情報共有会、インセンティブ、コールスクリプトの策定、顧客DBの精査・分析、チーム編成などのポイントが書かれており、かつHRM、スクリプト、顧客DB分析、チーム編成については検証がされているようだ。

同誌にも述べられているが、アップ/クロスセルはその手法に関してはいろいろ言われてきたものの、しっかりした手法が定着しているコールセンターは意外に少ない。長年、「プロフィットセンター化」と叫ばれてきたが、やっと本来の稼げるセールスセンターへと目覚める時が来たようだ。

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[コールセンターのアップ/クロスセル] 2005年10月25日

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