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失敗しないスクリプト術9

2005620rica.jpg月刊コンピューターテレフォニー8月号:新連載 
コンタクトセンター&コールセンター実践講座
より

最終回 2005年7月20日

コンタクトセンター実践講座

失敗しないスクリプト術9

<"教育と検証"メカニズムに一工夫>
ロールプレイング・モニタリングの実践 最終回

失敗しないスクリプト術8の続き)

<コール目的や内容の理解を経て全員で"声出し"練習を実施>

1)コールの目的・目標の理解:
コールの目的(何のためのコールか)、目標(数値目標が設定されている場合は具体的な数値も)をエージェント(コミュニケーター)全員に理解させる。説明は、スクリプトの土台である「オペレーション基本設計書」に基づいて行う。ここで、エージェントに自分の役割をしっかりと理解させてオペレーションに臨ませる。

2)スクリプトの(概要)流れ/ポイントの説明:
ここでは言葉遣いなどディテールには踏み込まず、概要を理解させる(例:「挨拶や本人確認のあと、用件の説明をし、商品のメリットを説明します...」)。全体の流れを理解させた後、そのコールの重要ポイントを説明する。例えば、アウトバウンドコールの場合、顧客にとっての商品メリットやお勧め方法などがポイントになる。サブスクリプトやコンサルティングツール(ターゲット別のメリット一覧や切り返しトーク集など)を使用する場合は、そのツールや使用箇所についての説明も必要だ。

3)スクリプトの詳細説明:
一定以上の使用頻度が見込まれるトークを列挙したスクリプトについて、1つひとつ内容説明を行う。これを怠ると、メインの流れ以外のトークが使われなくなり、自己流のオペレーションになりがちだ。この後は、エージェントが実際に声を出す「練習カリキュラム」に入る。

この練習カリキュラムでは、途中で私語を挟まないことをルールとして徹底することが必要だ。これは、コール時と同じ状況を作るためで、エージェントは原則的にツールに沿ったトーク以外、話してはいけない。どうしても必要な場合は、「タイム」と発言して一旦練習をストップする。

4)エージェント全員による「声出し」:
エージェント全員で声を出して練習する。メインの流れ以外のトークもすべて声に出して読み上げる。これにより、トークを「口に合わせる」(=自然に話せるようにする)ことができ、また、より深く理解する効果も期待できる。

5)基本パターンでのロールプレイング:
講師が顧客役となり、最も基本的な流れを数パターン実施する。エージェントはツールに沿って、全員で声を出して練習する。

6)グループ別のロールプレイング:
全エージェントを2人1組にし、顧客役・エージェント役を分担してロールプレイングを行う。ポイントは、それぞれの役になりきることと、顧客役の人間が「顧客視点」でオペレーションの修正点を指摘することだ。

指摘は、良い点1つに対して修正すべき点3つを目安に挙げさせるといい。顧客役のエージェントに一定のチェック項目(通常はモニタリングチェックシートから重要項目をピックアップ)を提供し、それをオペレーションへフィードバックすることも有効だ。これにより、オペレーションのチェックに不慣れなエージェントが比較的適切に評価することが可能になる。

また、顧客役のシチュエーション(プロフィール、ニーズ、コールへの反応、最終的な結果など)は講師が設定してエージェントに指示する。役割を入れ替えて繰り返し練習させた後、組み合わせを変えてさらに練習を繰り返す。後半は、シチュエーション想定をエージェントに任せ、より実際のコールに近い状況を作る。


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[失敗しないスクリプト術9] 2005年7月30日

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