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マーケティング最前線:第25回 2005年1月20日
こんな経験はないだろうか。自分があまり知らない地域や、情報などが少ないところに行き、そこでお店に入って何かを購入したり食事をしたりする場合である。旅行などでは、予め調べて行くこともあるが、全く情報を入手する時間も余裕もない時などは、自分の勘を頼りにお店を選択する。お店の外見や雰囲気、お客の入りなどが決め手となることが多い。
通りすがりの地元の人に聞くこともあるものの、自分の判断だけで決めることも時としてあるに違いない。たとえば、営業マンであれば、新規顧客にアプローチするために、あまり知らない地域に足を踏み込むこともしばしばあって、訪問時の前後の空いている短い時間に昼食などを済ませることも多々あると思われる。
そんな時は、良さそうなお店に入って食事をする。しかし、あまり美味しくもないし価格も安くない。「こんなお店に入らなければよかった」と、後で後悔するような経験があるのではないだろうか。もちろん、二度と行く気がしない。でも、そのお店を選んだのは、外見や雰囲気が十分に目立っており、この店ならきっと美味しいものを出してくれるだろうと、判断したから入ったのである。
これは情報量が不足しているので、ついその店を選択してしまったが、後で地元の人に聞くと、たとえば、そのお店の一本裏通り側のお店が良いなどと、新たな情報によって次回はまっすぐその良いと言われる店に向かうかもしれない。知る人ぞ知るお店や地元の人だけが知っている名店など、こうした店は全国にかなりたくさんあると思われる。
それがその店の戦略で、あまり目立った宣伝もせず、口コミで伝播した方がむしろ良いとしているところもあるが、そんなこだわりなどなく、売り上げがアップするのであれば、どんどんお客が来てくれた方が良いとするところが圧倒的に多いのではないだろうか。
実は効果的な広告や販促があまりされていないので、そうなるのである。立地も良くお店の構えもしっかりしていて一見良さそうでも、内容が良くないと一回きりでその後はリピートしてくれない。これはネットでも同じである。検索エンジン対策がしっかりできていて検索結果上位にランクされていても、または強引にネット広告で誘導させても、あまり魅力的でないコンテンツや、商品・サービスが良好でない場合は同じような印象を受ける。
もちろん、購入した商品・サービスに失望した場合も同様だ。もう、二度とそのお客はやって来ない。また、本来上位にあるべきその店や企業、あるいは商品やサービス名が検索サイトの結果において上位にない場合がある。それについて書かれた個人サイトやブログなどが検索結果の上位を占め、なかなか該当するサイトが発見できないことも少なくない。それは前述の「地元の情報」がなかったことと同様である。(個人サイトやブログが地元情報になっている場合もあるが・・・)
しかし、ネットにおいてもメリットのある良い情報が流布する場合と、マイナスとなる悪い情報だけが流れる場合がある。たとえ、良い情報がネットで伝えられても噂や口コミは長くは続かず、ピークが過ぎるといつの間にか埋もれた存在になってしまうことも忘れてはならない。
これからは、『表通りに面した目立つレストランで、味もよく、地元だけではなく、ネット上でも評判の良いお店だった!』というのが理想である。もはやネットは欠かせない。リアルもネットも同じように考える必要があろう。
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[リアルもネットも同じ!?] 2005年1月22日
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