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50代とは、どんな年代か

sea11.jpg最近、ブログでも団塊の世代や、シニア層、中高年層のことを書くことが多くなった。自分がその年になったこともあるが、現在の市場をマーケティング現場から考察すると、非常に重要になっているからだ。そうしたテーマの記事やニュースが多く、市場が成り立つ背景には、未だにアクティブな年齢層であり、重要なコアを形成しているからであって、単なる富裕層が多いだけではないのである。とくに若い人からすると、50代という年齢層に対するイメージは想像の世界しかない。事実、50代になった人も経験してみないとわからない世界なのである。

今回はいつものマーケティングやCRM、ITやWEBマーケティングとは全く関係のない、50代になった1人の経験者としての感想を書こうと思う。少しは参考になれば幸いである。

自分が20代・30代に抱いていた50代像と、自分が50代になった時の自ら経験する50代とはかなり異なっている。それは自分が経験しないと、全くわからないことであった。きっと、その年になれば誰もが思うことかもしれない。当然、体力や身体能力は衰えるものの、睡眠や運動、毎日の健康への気遣いをすれば、昔とさほど変わらない。とくに仕事面での知力や能力はその経験の積み重ねがさらに磨かれるために未だに向上しつつある。

今までの組織や会社の昇給や昇進のあり方が、能力評価と言いつつも年齢と職能を無理やりマッチングさせており、それが老け込みやすい構造として、マイナスへのスパイラルへと陥る原因になっているかもしれない。経験豊かな技術を身につけた人も、ある程度の年齢と今までの実績によって、管理職や役員へと、昇格し昇給する。今までの企業におけるそうした人事制度は企業資産の低下を招いていると思われる。

役員になると、急に足腰が弱くなるのは今までの現場業務をデータや会議などを読み取り、指示や俯瞰する管理的な役割になり、あまり現場業務をしないことによる。それら管理職や役員業務に向いている人もいるが、大抵はその業務に自らの能力を合わせることになる。つまり、自分で手足を動かさずに、部下や社員に現場業務を依存することになる。自分で実行すれば早くてうまくやれる自信があっても、役職と年齢によって責任だけを負う職務となるわけである。こんな精神的な重圧が老化を早めることにもなろう。

今まで蓄積してきた経験と能力は実は50代がその頂点ではないか、という気がしてならない。つまり、その一番知力や能力が発揮できる時に、リタイヤしたり、周りから老け込むような環境へと追い込まれたりする。その組織や会社のあり方や人事制度は、今の時代にはそぐわないのである。今の少子化時代や高齢時代においては、わが国日本の重要な年代であることも確かである。

一方、若い経営者が起業し創業する、右肩上がりの実績で成長するベンチャー企業では、独自の成果主義とその優秀な若い人たちの能力によって、その会社が成長するのもすこぶる速い。管理職や役員の年齢も、今までの一般企業に比べると想像できないくらいに若年化している。それらは新たな時代の流れで、そうした若い企業は活気に溢れており、新たなベンチャー企業が成長することは大賛成である。どんどんチャレンジして頂きたい。しかしながら、当然知っているべき社会的な経験や、業務を遂行する上での経験の蓄積による見極め・判断が弱いことも事実である。

能力・知力・体力を維持している50代の方々は、まだ老け込むには早すぎるのである。若い人たちや若いベンチャー企業に、その今までの経験を伝承して欲しいとさえ思うのだ。また、現在20代や30代、あるいは40代の人たちは、自分はどんな50代になるのか、ということを時として考えることもあると思われる。毎日、頭の筋トレさえやっていれば、そんなに老け込む年代にはならない、ということを伝えておきたい。

ある同年代の方がポツリと言っていた。

「50代って、何だか20代に戻ったような、そんな気がするんですよ!」と。

(何となくわかるような気がした小生であった!)

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[50代とは、どんな年代か] 2005年1月16日

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