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脅威の電線ネット

consent1.jpgもっと簡単にもっと手軽に、パソコンが家電扱いにされつつも、一般の人がネット利用をしようとすると、そのハードルはまだまだ高い。テレビや掃除機、冷蔵庫のように電源のコンセントを差し込むような容易さはない。

以前から、注目されていた電源コンセントでつなぐ高速インターネット、いわゆる『電力線通信』が、いよいよ2006年に解禁する検討に入ったと、昨日2004年12月21日付の日本経済新聞1面トップで『電線ネット、2006年に解禁へ』という見出しで報じられた。

既にご覧になった人も多いと思う。この電力線通信は電力線に通信データも一緒に乗せる方式で、すでにスペインでは実用済みと書かれている。電線ネットは速さと価格さえクリアすれば、その利点は他のデータ回線を追い越してしまうかもしれない。自宅での家庭内LANがコンセント使用によって簡単にでき、配線の必要はなく、かつ電波漏れも少ない。今後の家電情報化への利用が進めば、かなりのポテンシャルを持つことになる。

とくに、電力会社が直接引き込めることや、既に引かれている家庭内の電力線はどこの家でもLAN状態であることを考えると、競争力は相当なものである。元々PCはパーソナル・コンピュータと言うくらいで、個々人の使用に一番適した仕様となっている。

一世帯で一台ではなく、家族であっても個々のPCが必要であり、今後のネット利用の伸びやPCなどの需要においては、現在の家庭内のネット環境も大きく影響していると思われる。また、PCの低廉化や情報家電もこうした環境はかなりの追い風になるはずだ。

今までの電話会社など通信キャリアは携帯電話との競争があり、ネット活用によってIP電話との競争を強いられた。今度は近い将来、電力会社も加わった熾烈な競争が待っている。電力会社は将来電話会社にもなるかもしれない!あるいは音楽配信会社や映画配信会社も・・・・・脅威である。

今後携帯電話はどうなるのか、固定電話はどうなるのか。もはや来年のことさえも、混沌としてわからない状況になってきた。

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[脅威の電線ネット] 2004年12月22日

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