消費を引っ張るイノベーターの存在は、とくに新しい商品ほど無視できない。初期段階の新商品が売れるかどうかは、このイノベーターの飛びつき方に大きく影響するからだ。新しいトレンドに敏感で消費も旺盛なイノベーターがオピニオンリーダーとなって、次の層であるアーリーアダプターへ如何に早く移行するか、その認知と消費のスピードがマーケットをつくり、ブランドが形成される。そうした消費の構造はどの国においても同様である。
中国では学歴が高くセンスもよく、かつ収入も多い、新たなモノへの消費に対して積極的な『ニューリッチ層』が大きな役割を果たしていると、2004年10月25日付の8面「中国のブランド力」という見出しで日経産業新聞が報じている。
この記事によると、中国のニューリッチ層は25歳~35歳が中心、所得は日本円で65,000円以上であり、ハイテクや新製品は必ず最初に試すのが特徴としている。新しい消費に関する重要なオピニオンリーダーであることが認識できる。
そうした人達を対象にデジタル製品のブランド調査をした結果が記載されており、プラズマ、液晶テレビではソニー、松下、長虹、東芝、康佳、サムスン、LG、海信という結果であるとしている。
また、家庭用デジタルビデオはソニー、松下、日本ビクター、キャンノンという順位。圧倒的な支持を得ているのはソニーであり、2008年の北京夏季五輪に向けての中国におけるブランド訴求、とりわけ『ニューリッチ層』の取り込みは欠かせない。
中国におけるマーケティング上の大きなキーポイントになりそうだ。
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[中国のニューリッチ層] 2004年10月30日
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