日経情報ストラテジー2004年12月号の「ニュースの深層:ITマーケティングはプロ野球を変えられるか」というタイトルで日経BPの秋山和子さんが、おもしろいコラムを書かれていた。
楽天とライブドアのITを駆使したマーケティング手法を取り入れて、新しい球団経営を目指すという宣言に対し、それを受けて両社のマーケティングに関する提案は別に突飛なものではなく、もともと日本にはスポーツ・マーケティングが根付いていない、と述べられている。
また、米国のメジャーリーグでは既にCRMを活用しているチームが少なくとも4つあるとしている。プロスポーツ団体向け製品の囲い込み、ルールや管理手法の学ぶめためのeラーニング機能、球場へのリピーターに対するシーズンチケットお勧めコール、ポイントカード活用によるチケット購入や買い物動向などの分析、電話やWEB、Eメールによるクレーム等の48時間以内での回答など。こうした対応をしておけば、観客動員数が大きく変わることがない球団経営を目指すことができると書かれていた。
CRMやITマーケティングを実践してきた小生から、このような日本のプロ野球の状況と「球団」自体を見ると、書かれていたとおりで、『やるべきこと』と『やれること』は実にたくさんある。とくにネットを活用した展開は野球ファンの裾野を広げるメリットと野球ファンへのネット活用促進に大きくつながるであろう。
米国の各メジャーリーグのWEBサイトでは、ファンのための様々なプロモーションが展開されているが、一般企業と大差はない。日本のプロ野球球団も普通にWEBプロモーションをやるだけでも、かなりの効果があると思われる。また、こうした固定化したファンが多い業種は、囲い込みが結構容易であり、各球団やその球団の選手とファンとの関係性をより深く結びつけるための「刷り込み」や「レコンメンド」が可能である。結構、無理なくCRMが実現するのではないだろうか。是非実践して頂きたいと思うのである。
「ITマーケティングはプロ野球を変えられるか?」という問いには、しっかり「変えられる!」と回答したい。
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[球団経営とCRM] 2004年10月26日
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