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第13号 「(その1)ネットが無くても商売はできる!?」
ネットやデジタルの世界では、次々に新しい技術を使ったツールや製品が生まれている。それらを使った考え方やマーケティング活用では、『こうなったら、こうなる!』という将来の姿を提唱するものの、まだまだごく一部であることをマーケティング現場では理解しなければならない。決して新しいものに水をさそうとしているわけではなく、マーケティング現場では現時点での本当の現実を直視しなければならないということである。
未だに自社WEBサイトはあまり積極的に整備されておらず、別にそれがリアルマーケットでのビジネスに影響していない企業も多く見られる。今までどおりの広告や販促で十分であり、WEBマーケティングなどは必要ないと考えている企業である。
もちろん、WEBサイトは会社概要と同様に考えているので、役員名や資本金等固定情報の変更はするものの、それ以外にサイト情報の更新などはまるで考えておらず、HTMLのメルマガでの訴求や、ブログ、RSSリーダーなどについては知る由もない。
そんな会社の社長に伺ったことがある。
“どうしてWEBサイトを整備しないのですか”と。社長曰く、“無くても商売はできる!”ということであった。それに反論すると、“波多野さん、インターネットはまだまだ熟していないし、多くの企業がやりだしたら、それから始めても遅くないですよ!別になくても困らないし、それがなくては商売が出来ないのであれば、やりますよ!”と説得されてしまった。事実、その会社は社長の発想と行動力で、成長し利益は拡大している。
ネットを活用した戦略に対し、リアルマーケットでの販促やマーケティングで打ち勝っているというよりは、社長の強い信念のようなものを感ずるのである。ネットを使って、自社の販促やマーケティングを実践するのであれば、『ネット戦略を進める』という強い信念が必要であることも否めない事実であろう。
ネットでの成功事例や各種情報から触発されてネットに力を入れつつも、中途半端な力の入れ方でお茶を濁しているという感じがする企業も少なくない。上記のように、すべてがWEBではないという発想もあり、現時点での自社のマーケティング現場で、どのようなネット戦略や戦術が必要か、それを検討することの方が重要である。
例えば、ブログなどは最近『Consumer Generated Media』などと言われており、その影響を論じるものの、まだ一般的ではなくイノベータ企業でのメディアやマーケティングツールに成り得ても、大手マーケティング現場では現時点では使えないと判断しているようだ。
加えてブロガーの増加でブログサイトはかなり増えているが、全体的に見れば実はごく一部である。未だに知らない人も多い。ネットの世界では、ネットワーカーの周りがネットを熟知した人達であるために、往々にして勘違いしてしまう傾向にある。1年~2年先のことを推測し、半年先のことを考え、『現時点での今』はどうするべきか。
マーケティング現場では明日の売上や実績に貢献することが最も大切なミッションであるため、かなり消極的に見えるが、費用対効果を考えると無理は出来ないのである。
そのためにも、確かなWEBマーティングを目指して頂きたい。しかしながら、前述のある社長の信念や考え方もあるが、現時点でのネット活用やWEBマーケティングにおける先行投資が必要な企業も多く、何度も連呼するが社長や経営者トップの強い信念や考え方がその成果に大きく影響する。
サイト活用の目的を明確にし、誘導を意図したサイト構築、SEO対策と情報の更新、ネット広告やネット連動型プロモーション、メルマガ・メールニュースのコンテンツ作成と配信など、確かな効果を期待するのであれば、それなりのことをしっかり実践しないと良好な結果は出ないことも最後に付け加えておく次第である。
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[その1)ネットが無くても商売はできる!?] 2004年9月19日
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