2004/05/24付のjapan.internet.comで『Eメールを CRM の第一歩として使おう』(執筆:阿部樹、監修:塚田耕司)という記事があった。非常に興味深い内容である。CRMにおけるメールマーケティングのポテンシャルを解説している。今までありそうで、あまり語られなかった内容でもある。
自社の既存顧客に対して、『プレCRMをやってみようか』、という初期段階ではお勧めである。とくに、自社サイトへの誘導や気づき効果を狙って、メルマガやメールニュースは送信すれば、その結果分析によって様々なことがわかってくるからだ。
しかしながら、いざ実践しようとすると、しっかりした準備が必要である。
初心者用に大まかな手順について5つほど、そのポイントを説明しよう。
1)自社ハウスリスト(メールアドレス)の整備と確認
これはリストの獲得時期と獲得方法を点検しなくてはならない。また、パーミッションの有無も重要となる。パーミッションをとりながらのメール送信も必要となろう。
2)ターゲット別メール内容とテスト案
ターゲットによって、文体やコンテンツを検討する必要がある。とくにメルマガなどは、あまり馴れ馴れしい表現がいいのかどうか、その砕け度が重要なポイントなる。
3)テキストメールとHTMLメール
この2つのレスポンスの違いや分析の違いも頭に入れておこう。HTMLメールはテキストと比べて3倍近いレスポンスが得られるとよく言われる。確かにコンバージョンレートはHTMLの方が良く、クリック箇所とクリック数など分析がしやすい利点がある。
4)ジャンプ先のWEBサイトの整備
これは誘導されても今までどおりのコンテンツであれば、もう二度とやって来ない。配信サイクルの合わせた更新情報は必須であり、出来るだけ魅力的なリニューアルサイトにしよう。
5)配信後の分析とログ解析ツールの活用
上記の記事にも効果測定が必須と書かれていたが、毎回の配信結果の分析によって、コンテンツ内容やレイアウトなどギミックも含めた改善も必要となろう。これがEメールを活用する場合には欠かせないため、ログ解析をするための生データの整備がし易いツールも同時に確保しておこう。(時として、データ作成や手計算による分析をしているところもあるが、毎回のストレスで継続されないこともある。)
Eメールマーケティングは結構気軽にやれそうだが、事前準備と事後の解析、次回への改善とコンテンツ内容の作り込みなどを考えると、思ったよりも大変かもしれない。
しかし、戦略から入るCRMよりも、こうした実践から入るCRMは、逆に戦略を立てやすくするための大切なアクションになることもある。ただ、既存顧客のリストも繰り返しのEメールで目減りするリスクもあり、新規獲得プログラムもこの後、必要となるが、CRMの入り口やプレCRMとして実践したいのであれば、こうしたEメールマーケティングは有効であろうと思われる。
とりあえず、CRMの第一歩と考えておいた方が無難であり、あまり欲張った結果を求めないで、是非チャレンジして頂きたいと思う次第である。
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[試してみよう!プレCRM] 2004年5月31日
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