インターネット利用者数やブロードバンドの伸びだけで、各国の状況を見ているとわからないが、日本と中国でのインターネットの利用における成長過程は明らかに違っている。日本における携帯メールはインターネット活用とインターネットビジネスに大きな影響を与えた。そのような観点から中国の活用傾向を見ると、一番顕著なのが『ネットカフェ』の伸びではないだろうか。確かに中国のインターネットの利用者は増えており、今年1月に発表された数字では2003年末の時点で7950万人に達した、と報告されている。日本のインターネット利用者数は5600万人、米国は1億6575万人と日本の利用者をとっくに抜いている。しかしながら、中国におけるネットカフェは既に違法のものを含めて、13万軒とも15万軒とも言われており、利用者数などの表向きの数字の裏には上述のネットカフェの増加が社会問題として露呈し、暗い影を落としている。
ネットカフェにみるマイナス面:新たな中国の社会問題(中国情報局サーチナ)
(このサイトには今までのネットカフェの記事が集められている)
■ネットカフェは青少年の発育に悪影響
■ネットカフェ経営違反は許可証
■学校周辺でのネットカフェ経営などを厳禁取り消し
■「未成年保護条例」の修正案採択へ
まだまだ一般家庭での健全な利用には至らず、カフェでのポルノサイト閲覧やチャットなどの少々湿った活用がなされ、未成年者を巻き込んだ犯罪や悪の温床になりつつあるらしい。2003年にはネットカフェを管理するために「インターネットアクセスサービス経営場所管理条例」も施行されたぐらいだ。増えるネットカフェの実態を伝えるニュースは頻繁に見るものの、日本人としてはあまりピンとこない状況である。
今日、中国情報局サーチナが報じたニュースでは『北京:世界最大規模のネットカフェがオープン』という見出しでギネスブックに登録された米国NYの収容人員648人を越え、何と!750人が収容できる巨大ネットカフェを北京につくることが発表されたようだ。また、北京で有名な老舗の茶葉販売店もプロバイダーとの提携によって『ネット茶館』を開設したらしい。(2004年4月16日付の「人民網日本語版」)
明らかに日本と異なるインターネットの成長形態であり、今後どのようになっていくのだろうか。今後もウォッチしたいと思っている。
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[成長過程が異なっている!中国のインターネット] 2004年4月17日
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