ラストワンマイル、この言葉が世に出てどれくらい経ったのだろうか。プロバイダーが各戸をインターネット回線でつなぐには、最も近いNTTの電話収容局を必ず経由しなくてはならない。直接引きたいとしてもNTT側の交換機は開放してくれない。その最後の1マイルが大きな問題だった。かなり前から東京電力が進めてきた『自宅の電気コンセント』に差し込めばインターネット回線につながるPLC(電力線搬送通信)。そのPLC技術の実証実験を総務省へ申請し、3月22日に許可を取得したと、『コンセントからインターネットへ~東京電力が考えるPLC技術』という見出しで、2004年4月14日付のBroadband Watchがインタビュー記事を掲載している。
いよいよ、すべてを自前で全国制覇できるか、それも光ファイバーのように家屋に穴を開けることなく、部屋にあるコンセントに差し込めば、簡単に高速ネット回線につながるPLCは実現化できるのであろうか。
しかしながら、この記事によれば、光ファイバーとの共存も考え、外まで来ているファイバーと建物をつなぐ宅内引き込みにも、このPLC技術を使うことも考えているようだ。また、一戸建て住宅に関しては、漏電の問題があり、多くの契約が可能なマンションにおけるビジネスの方が効果的であると述べられている。
記者:『よく言われる“ラストワンマイル”の問題解決の切り札、といえそうですね 』
木村氏:いや、ワンマイルは長すぎるでしょう。“ラストワンヤード”でしょうかね(笑)。理想的には家庭内の工事もなく済ませられればいいと思っています。
(上記サイトから一部抜粋・引用)
つまり、屋外までは光ファイバーが来ているので、東京電力は引き込み・屋内配線機能を担う事が主たる目的で自社や他社を問わず、インターネット回線の宅内引き込みを引き受けることになるのでしょうか。それが東京電力の共存ということだと思われる。この記事を読む限り、直接的な電力線を生かした全国規模のインターネット回線の敷設まではしないようである。
そうだとすると、
『ラストワンマイル』から『ラストワンヤード』へ、この意味が理解できる。
考えてみれば、これが実現すると、屋内配線はかなり楽になる。
コンセントさえあればいいということですから。
非常に興味深いPLC技術、今後が楽しみである。
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[ラストワンヤード] 2004年4月15日
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