景気低迷期に入ってから、アウトソーシングが盛んに行われている。経理、財務、総務などのアシスタント業務や営業等人材派遣型のアウトソーシングが依然増えている。固定費としての人件費の調節をするには派遣社員の投入は欠かせない。アウトソーシングの活用は目的や予算に合わせて増減ができるため、企業からすると実に効果的であり、効率的である。
ある程度のスキルが必要な業務については、派遣会社でのスキルチェックシートで予め吟味し選択がなされ派遣先での面接となるものの、当然スキルのレベル差があり面接だけではわからないことが多い。また派遣先での業務研修もされるが、どのレベルで研修し教育すれば業務に支障なく雇用できるのか、ここが大きなポイントとなる。
とくに営業職の派遣社員については企業側としては即戦力として期待するが、派遣先でどの程度の研修や教育がなされるのか、その際のマニュアルはどのようになっているのか、これによって様々な影響が出てくるのである。
中でも入れ替わりが頻繁にある職種や新規採用をどんどんしなくてはならない企業の営業・販売業務については、入社して明日からでも実践できるくらいの営業マニュアルや営業ツールが必要となる。
しかしながら、現状は人材が必要な忙しいセクションに配置されるゆえに、あまり研修や教育をする時間が与えられず、かつ専任の担当者もいない。そのため何もわからぬままに勤務するが、結果として派遣社員の力が発揮できずに勤務先で誤った評価がされる場合がある。
それが悪循環となって派遣社員が絶えず入れ替わる。派遣社員も雇用する企業も共に不幸に終わってしまうことが少なくないのである。
適切な研修や教育期間を設け、かつわかりやすい業務マニュアルを使うことで、この悪循環から抜け出せると思われる。しかし、日頃の忙しさから教育やマニュアル等の作成ができないところは、一刻も早く現在の派遣社員の受け入れ時のシステムを見直し、改善すべきであろう。
派遣社員がわかっていると思われる初歩的なところから営業のトレーニングや業務研修をしてみよう。無駄な時間と思えるが、派遣社員の技量がわかり、かつ派遣社員のモチベーションもアップすると思われる。それが定着率や営業実績へと反映するはずである。
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[アウトソーシング時代のマニュアル化をどう考えるか] 2003年11月23日
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