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WEBサイトは強者だけのものなのか?

「CRMウォッチ」 2002年6月20日「月刊コンピューターテレフォニー」 連載より

200206.gifネットを使えば、全国規模さらにはグローバル規模でのビジネス展開が可能であると言われるものの、すべての企業がネット上でビジネスできるというわけにはいかない。とくに店舗商売をしているところでは、来店してもらうことが最も重要であり、特定のエリアでの集客が必要となる。リアルマーケットが主流の企業にとって、どのようにwebを活用できるのか。とりわけ中小企業にとっては大きなポイントとなろう。それもあまりお金をかけずに効率的にというおまけがついてくる。


パーミッションを得たメールアドレスのギャザリングには、ネットでのバナー広告や各種旧メディア(4マス広告など)で告知して、キャンペーンや各種のプロモーションを行ない、レスポンスを獲る方法が一般的である。しかしながら、コストパフォーマンスは芳しくなく、自社サイトを持っていてもアクセス数は極めて悪い傾向にあることも否めない事実だ。告知する手段として、ある程度のボリュームが必要なのである。やはりwebサイトの活用は、資金力のある大手企業だけが得する強者のツールであり、論理なのであろうか。

このような状況を見据えて起業したのが、九州は福岡に本社を置く高光産業株式会社(代表取役社長:妹尾 八郎)である。そのインターネット事業はエリアマーケティングネットワーク『NC九州ドットコム』(http://www.nc-kyushu.com/)というもので、webサイトを持つ企業を会員企業として、それぞれの企業の社員、社員の家族、知人、取引先、それに各社の顧客などをフリーメール(webメール 呼称:メリットメール)利用者とすることで、その利用者数を増大させている。利用者がwebメールを使う毎に、会員企業個々のwebサイトに訪問するため、アクセス頻度は高くなるという利点がある。

2002年3月現在、会員企業は166社で利用者は10万人を超えている。それも、匿名性が高いアドレスが氾濫している時代に、オプトインメール(またはメールマガジン)を配信することができるようになっているのだ。オファーつきのアンケートや広告なども流しながら、各個人の住所や名前、性別、生年月日などの固定情報に加えて、趣味・嗜好などの可変情報も収集して、利用者データに磨きをかけているようだ。

入会費が100,000円、月額30,000円足らずで、この10万人に対して、定期的なメールに広告を組み込んだり、また、利用者へのアンケートを実施することも可能である。さらにネットパス構想として、九州のみならず全国展開へとそのネットコミュニティを拡げている。拠点となる参加企業も募集しており、将来的には100万人規模のDBを目指している。

このような地元エリアでのネット利用の拡大が、さらに全国レベルのネットワークへとつながっていく。このネットワークが社会的に認知され、また利用者からの信頼を得られれば、今後のポテンシャルは無限に拡がるに違いない。今後の活動に期待したい。

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[WEBサイトは強者だけのものなのか?] 2003年7月18日

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